2018年8月23日木曜日

T-TRAKジオラマコンテスト2018 炭鉱町の夏 製作記04

炭鉱住宅製作の続きです。
外壁と屋根が完成して、続いて電飾作業へと進みます。


炭鉱住宅が全体的に暗い色ですので、室内からの灯りはいいアクセントとなると思い照明は重要な位置づけとしています。


一般的には ジオラマ建物の照明は建物の中に砲弾型LEDを1個入れて建物の中全体を明るくしますが、今回は手間を加えています。


黒画用紙を切り取ったもの


上記の画像のように 黒画用紙を部屋の窓サイズに合わせて箱を作ります。


組み立ててLEDをいれたもの

組み立てた箱の上部にLEDを入れます。
使用するLEDはチップLED(1608サイズ)を使用し エナメル線(0.3mm)で配線しています。
チップLEDの半田づけは 最初は難しかったです(当方最初のころに相当な数のチップLEDをダメにしました)
この半田づけは練習あるのみです。一度コツを掴むとスムーズにできるはずです。
新鮮な半田(長時間熱した半田はダメです)とチップLEDを熱し過ぎに注意という点を失敗から学びました。

点灯確認中

点灯を確認します。チップLEDは半田がはずれやすいので この確認がとても大事です。
チップLEDは半田づけ後にゼリータイプの瞬間接着剤で半田づけ部分をコーティングして半田はずれを防止させています。


建物に照明取り付け中

建物には上記画像のように裏から貼り付けます。
こうすることでその窓の部屋の電灯からの灯りっぽさが出ます。


手間がかかりますが 建物の中から1個のLEDで点灯させるより格段に雰囲気がよくなります。

次回記事では 盆踊り会場製作を紹介していきます。

2018年8月15日水曜日

T-TRAKジオラマコンテスト2018 炭鉱町の夏 製作記03

ベースが完成しいよいよメインの建物へと進みます。
今回のテーマが炭鉱町ですので、北海道っぽい炭鉱住宅を作ります。


炭鉱住宅も木造からコンクリートのアパートタイプまで種類がたくさんありましたが、温かみがある木造平屋を選択しました。
しかし、いざ製作しようと思いましても資料がありません。
立坑については資料が豊富なのですが。


ネットで検索していたところ 岩見沢市にある「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」というNPO法人があることを知り そちらに問い合わせてみました。
そこには空知地方の炭鉱についての資料が集められてあり メールで問い合わせしたところ何点か書籍があるとのことで実際にそちらへうかがい、資料集めをしました。
上記の資料プラスして 映画「幸せの黄色いハンカチ」のロケ地が夕張に保存されており当時の木造炭住が残されていたのでそちらも大変参考になりました。
それら資料から建物の寸法を把握し 実際の製作へと進めました。



厚紙を抜いた状態


 
建物のベースは 100円ショップにあった工作厚紙です。
メモリがついているので窓抜きには大変便利です。窓を直角で抜く作業は苦手ですが スコヤ等を使用し急がずしていきました。

今回は木造建物ですので 下見板をつけていきます。
下見板の素材は木目調シールを過去に試しましたが つや消しを吹いても違和感ある雰囲気が残りダメで いろいろ試した結果「経木」となりました。経木はおにぎりや生魚を巻くために使用するもので 今でもプロ用調理器具の店で取り扱っています。
この経木に両面テープを張り アクリルのフラットブラックとフラットブラウンを混ぜ薄めたものをエアブラシで塗りました。
経木は水分をもつと反ってしまうので 塗ったあとは新聞紙で挟み電話帳など厚みあるものに挟めて乾燥を待ちます。
乾燥後 2.5mm幅でカットしていきます。

下見板貼り付け中


カットした下見板を厚紙に貼り付けていきます。

窓の部分はそれに合わせてカットしたものを張っていきます。
両面テープを剥がして貼り付けと単調な作業です。

次回記事では 屋根と建物の電飾作業を紹介していきます。

2018年8月9日木曜日

T-TRAKジオラマコンテスト2018 炭鉱町の夏 製作記02

前回 地面ベース作りまで進めました。

法面部分は何も手をつけていませんでしたが テクスチャーペイントのサンドを塗ろうかと思いましたが 違うテクスチャーペイントを使用します。

同じタミヤのテクスチャーペイントですが (カーキ 草)という種類のものを塗っていきます。
これは以前試しで購入して 草の感じが1/150サイズでは大き過ぎたためお蔵入りしていました。
しかし それをベースにうまく使えないか試してみました。

テクスチャーペイントを塗った後塗装したもの

画像がテクスチャーペイントを塗って、塗装したものになります。
ぱっと見は違和感ないのですが 近づいてみると草が大きいのです。
そこで考えたのがコースターフをテクスチャーペイントが乾く前に塗して馴染ませて 低い草木が混ざったような雰囲気がでないかということでした。
結構狙った雰囲気になりましたが、まだ違和感ありなので次回作の検討課題とします。

フォーリッジクラスター等を貼り付けてもの

その後 地面を塗装しました。
塗装順は フラットブラック→フラットアース→パフ をエアブラシで塗装しています。
フラットブラックとフラットアースはしっかりと全体に塗って パフは日が当たり人や車が通る場所を意識して塗っていきました。
今回は未舗装の荒れた道路という設定でしたので、土埃が舞う雰囲気にしています。
わざとムラのある塗装は何度しても難しいです。
昔は未舗装の土部分はブラウン系を混ぜていて表現していましたが、ブラウン系は絵に描いたような土といった感じになりがちで ブラウン塗料は使用せず行っています。

線路はハルレッドとブラックを交互に重ねています。
路盤も上記の地面塗装方法にプラスしてハルレッドを薄く塗り 鉄道車両のブレーキ等が出る鉄粉を表現しています。

最後にフォーリッジクラスターとターフ(明るいものと暗いものの2種類)を使用して法面の緑化をしていきます。
北海道の炭鉱資料写真を見ていると 高い木がなく低い草が広がっていたので地面へ直接フォーリッジクラスターを貼り付けていきました。
その上からターフをムラが出るようにふりかけて 水溶きボンドを垂らして固定していきました。

これで地面ベースが完成しました。
何か気になる点や質問等ございましたら コメント欄よりお気軽にお願いいたします。
ジオラマ製作方法は明確なマニュアルもなく 自分も手探りで試している部分も多いので情報の共有ができればと思っています。
ブログを立ち上げたのもの そのような共有ができればという思いがあります。

次は建物製作編となります。

2018年8月7日火曜日

T-TRAKジオラマコンテスト2018 炭鉱町の夏 製作記01

今回のテーマは炭鉱住宅のジオラマと前々から決めていました。
数年前にモジュールレイアウトの団体さんからお誘いを受け直線2つ、カーブ1つのモジュールを作っていました。
そこにも炭鉱住宅を自作で作っていました。


モジュール 炭鉱住宅


上記のモジュールはTOMIXの規格(600mm×300mm)で製作しています。
今回のT-TRAKモジュール製作にあたっては 
1.作業の効率化
2.建物の精密化
3.破損し難い工夫
の以上3点を意識して製作することにしました。
精密化と破損防止は相反することですが どこで折り合いをつけるかを見定めたく挑戦しました。
北海道在住ですので T-TRAKジオラマコンテストの参加には飛行機を使用するしかなく 預け荷物になることを想定しての製作となりました。
また、T-TRAK規格がボードの幅が308mm、奥行きが355mmとかなり限られた空間でしたので 正面からみて圧迫感や違和感ないような配置も重要としました。


配置確認中


まず 建物を工作用紙で作り 土地の部分は紙の緩衝材や塗料BOXで代用して建物の位置や土地の高さを検討していきました。
今までは建物を配置する際の高さは重要視していませんでしたが、狭いボードですとわずかな高さで大きくイメージが変わるので 複数回の確認は正解でした。
これで土地の高さや広さを決めたあと土地を削り出ししていきました。


造成中


地面のベースは スタイロフォームを使用し削りだししていきました。
そして地面は タミヤの情景テクスチャーペイントのサンドを塗っていきました。


次回記事に続きます。

2018年8月6日月曜日

ブログ開設

はじめまして Nゲージサイズ(1/150)のジオラマを製作しています加藤と申します。
先日 T-TRAKジオラマコンテスト2018に製作した作品が2位を受賞し 参加されたみなさんから製作過程を見てみたいと希望していただき ブログでジオラマの製作過程を記事にしていこうと決意いたしました。
日記等が幼少のころより苦手なのですが ひとついいきっかけとしてジオラマ製作の工程や完成画像を公開していきます。
読みにくい等あると思いますが 何卒よろしくお願いいたします。
作品タイトル 「炭鉱町の夏」