2018年9月29日土曜日

T-TRAKジオラマコンテスト2018 炭鉱町の夏 製作記05

地震があったりで 更新に間があいてしまいました。
日常生活も戻り 札幌市内も物流状態が地震前にようやく戻りました。
ただ、報道では出ていませんが 札幌市内の古い作りの建物では被害が出ています。
災害はいつ何時起きるかもしれないという気持ちを持つことが大事だと痛感しています。
観光産業が地震によるキャンセルで売り上げが落ち込んでいます。
もし旅行検討中の方いらしましたら、北海道へぜひお越しください。
今の時期は鮭、秋刀魚、たまねぎ等が旬を迎えおいしくいただけます。

本題に戻りまして 炭鉱住宅が完成し 続いてジオラマの紅一点盆踊りの部分です。

櫓については市販品もありますが 大きすぎてこのジオラマではバランス悪いので自作しました。
建築模型用の角ひのき棒と工作用厚紙を使用しました。
ジオラマに違和感ない大きさとするため実物の祭り櫓より小さく作っています。
櫓の骨組みです(これは失敗作)

上記画像は失敗作の櫓です。大きくなり過ぎてボツになったものです。
ジオラマに使用しているものも構造は全く同じです。

続きまして 会場でよく質問いただきました提灯です。
材料は 2mmと1.5mmのプラ丸棒、チップLED(1608サイズ)とエナメル線(0.1mm)です。

 穴を開けたプラ丸棒
 センター出しに使う罫書き針

まず2mmのプラ丸棒に空洞を作ります。
ピンバイスでしますが いつも罫書き針でセンター付近にポンチして0.3mmのピンバイスから穴を広げ 0.5mmと大きくしていきセンターを出していきます。
Nゲージ車両のライト穴を開ける際も同様にしています。
一発勝負でセンターに穴を開けるは難しいことですので 手間がかかりますがセンターずれの失敗することがなくなりました。
罫書き針はヨドバシカメラでも取扱いがありますので ぜひ探されてみてはいかがでしょうか。
センター出し以外にもプラ材を拾うなど手元にあると重宝いたします。

そして 提灯の形に三角棒やすりで削りだしていきます。

削りだして 本体と蓋部分

空洞開けたプラ棒の下をひょうたんの形に削りだして 本体と蓋部分に分けます。
サイズが本体が2.5mm 蓋部分が1mm程度としています。
そして 提灯の上下にある黒い受け部分を1.5mmのプラ丸棒をスライスしたものを貼り付けます。

 エナメル線をカットしてプラスとマイナスに分けたもの

続いてエナメル線を1.5mm程度でカットして プラスとマイナスがわかるように色づけしておきます。

 提灯にエナメル線通す穴を開けたもの

提灯の蓋部分にエナメル線を通すため0.5mmの穴を開けます。
作業の際はかまぼこ板に両面テープを貼ったものを使って飛散防止しています。
穴を開ける際も重宝いたします。




穴を開けた蓋にエナメル線をと通していきます。
直列で繋げていきたいので 穴にプラスとマイナスのエナメル線2本づつ通していきます。


通したエナメル線にチップLEDを半田付けしていきます。
ここが難しいところでした。ピンセットでエナメル線を摘んだ状態で半田していくのが慣れるまで辛かったです。
使用している半田はダイソーの一番細い半田です。

 点灯確認中

点灯確認をかならずしていき 半田不良やショートがしていないかを確認していきます。
不良がなければ 半田付け部分にゼリー状瞬間接着剤をのせてエナメル線が剥がれないようにします。
エナメル線はプラスとマイナスの1セットは電源側へ もう1セットは次の提灯へと繋げていきます。





最後に本体部分をゼリー状瞬間接着剤を使用して蓋と接続していきます。
手間がかかり提灯ですが 点灯状態になるとうれしくなります。
以上が提灯を作る工程です。

3mmサイズ砲弾型でも提灯ができると思いますが、提灯が大きくなり過ぎていまい断念しました。
もう一回り小さい砲弾型LEDがあるとうれしいのですが。

以上でジオラマに置くメインのものが完成しました。
実はまだ自分でジオラマをきちんと撮影していなかったので 夜に点灯状態の写真撮影をしてこちらのブログにアップいたします。


明日9月30日軽便鉄道模型祭があり、今回飛行機と宿が予約できたので見学に行く予定です。
午前中にちょろっと覗いて あとはホビーセンターカトーでもお祭りしているようですのでそちらも行こうと思います。
ただ 台風が直撃の予想ですので着けるかどうかというところですが。

続いて来週10月6、7日は札幌(サッポロファクトリーホール)にてHME(北海道モデラーズエキシビジョン2018)が開催され 当方はフリーマーケットで過去製作のミニジオラマ数点を販売いたします。
今回のT-TRAK作品も展示予定です。「工房さちかぜ」の屋号でいます。
お時間ありましたら冷やかしお待ちしております。
HME詳細については http://www.geocities.jp/nf05hme/

2 件のコメント:

  1. こんにちはです。

    提灯はどのように作られたのかと気にしていた一人です(笑)
    製作過程を聞くと、なるほどと思うと同時に、これはかなりの力作だという事に改めて気付きました。
    この小ささでの作業は、困難を伴いますので、字に書けばこれで説明が終わるのでしょうが、実際の工作時間はかなり要されたのではないかと思います(^-^;
    聞いてもそう簡単に作れるものでは無い事は分かりました(笑)

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  2. >がおうさん
    お返事が遅くなり大変申し訳ございません。

    提灯製作はもっと効率的できれいにできる方法が他にあるのではと考えていますが
    現状自分の能力だと手間の掛かるこの方法しかありません。

    kobaruさん製の提灯を使えばもっと楽にできるかもしれないのですが。

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